誕生日の火曜日に、念願の大岳山に登ってきました。
御岳山は過去に二度ほど登ったことがあったのですが、今回はさらに奥に足を延ばし、
下りも反対側に下ってみようと計画しました。
東京駅で中央線快速に乗り込みます。座っていけるので、とりあえず寝ますzzz
御嶽駅で降り、バスに乗り換えて、滝本のケーブルカー乗り場へ。そして、ケーブルカーに乗り込みます。
ここまではスムーズに移動できました。
ケーブルカーも空いてて、どの席でも、後方がばっちり見えます。標高を稼いでいきます。20年前の最初の御岳山行ではケーブルカーに乗らずに歩いたことを思い出す。若かった。。。。
山頂駅の展望台で身支度を整え、準備体操して、アンドロイドのGPSも確認して、出発します。
神代ケヤキ
神代ケヤキって何?と思い調べてみました。
古木が何らかの理由で地中に埋もれてしまって、外側が炭化してしまった樹木のことだとか。神代とは神武天皇以前の神様たちの時代のことだそうで、古い時代の例えのようです。
カッパのベンチ。正座してる後ろ姿がなんともかわいい。
御岳神社の石段脇の木々の紅葉の色づきも今がピークのよう。
見上げると山肌の紅葉もいい感じ。
芥場峠を過ぎたあたりから、ごつごつした岩の斜面が見られるようになる。
登山道の様子も様変わりして、岩場が随所に登場。鎖場もあり、低山らしからぬ感じ。
空も葉っぱもいい感じ。誕生日をお祝いしてくれてるのかな♪
ずんずん標高を上げていくと、休業中の大岳山荘前に到着。
小屋脇のトイレ。ペーパーはもちろんないし、ぽっとん便所だけど、清潔できれいだった。
管理が行き届いているのでしょう。ありがたいです。
トイレ前が、展望台。進入禁止になってました。最後の登りに備えてしばし休憩。
20分弱で大岳山頂に到着。富士山は残念ながら見えなかったけど、近隣の山々の眺望はよろし。ひとまずお昼に。カレーパンとランチパック。バーナーで湯をわかしインスタントコーヒーを入れ、お砂糖たっぷり入れていただく。山で食べるごはんはいつもおいしい。
眺めのよい場所は他の登山客に占領されていたけど、ごはんが終わるころ、場所が空いたので、写真を撮りに行く。気持ちの良い眺めです。
地図とコンパスで位置をたしかめる。たぶん、備前山。
次に登りたい山のひとつ。
たぶん三頭山。2年前の夏に家族で、都民の森から登った。次は別のルートで歩いてもいいかも。
ススキの穂も陽をあびてきらきら。初冬ってかんじ。あー、幸せだな。自分の足で山に登れるってことはほんと幸せな事なんだよね。しみじみ。。。。
馬頭刈尾根方面へ下り開始。最初は緩やかなくだりでお散歩気分で歩けるけど、富士見台あたりからつづら岩までは、ある程度のアップダウンがあり、岩場の危険な場所も少しあり。
つづら岩ではクライマーの方々が岩に張り付いているのが見えました。
「ナイス!」とか「ガンバ!」とか声掛けが聞こえました。スポーツって感じですね。
わたしのゆるゆる登山とは次元が違いますね。
ここの分岐から馬頭刈尾根をはずれ千足のバス停に向けてすっごい急坂をくだります。
用意していたストックをザックから出し、戦闘準備。
ストックを使うのは槍ヶ岳以来、2回目。ストック使いが得意ではないため、あまり使いたくないけど、膝を痛めたらおしまいだと思って思い切って使うことにしました。
けど、ストックを使うと頼りすぎてしまうのか、足取りが乱暴になってしまうような気がする。
多少、バランス崩しても、ストックで体勢立て直せるからなのかな。。。?
確かに、足の負担は軽減されますが。。。。
沢沿いに出ました。きれいな水。
この先に滝があります。
綾滝。ベンチがあり休憩できるようになってます。
天狗の滝。私はこっちで休憩。ぼーと滝の水の流れを見上げます。膝の具合は大丈夫そうなので、ここでストックをしまいました。やっぱり、ない方が歩きやすいな。
滝を過ぎて少し歩くと林道に出ます。千足の集落を通り、左手に神社を見て、バス通りにぶつかると、本日終点の千足バス停に到着
お疲れ様でした。
時刻表を見ると、10分前にバスが去っていったらしく、次のバスまで、1時間以上もある!!!??やられたぁ。
しょうがないから、林道にもどり、公衆トイレで用をすますことに。えっちらとまた登り返し、公衆トイレに。ここは水洗でした。
時間はたっぷりあるしと思って、えいっと、トイレの中で、わずらわしいサポートタイツも脱いじゃいました。解放感。
また、バス停に戻って、寒かったので、フリース等着込んで、文庫本の残りは帰りの電車に取っておきたいなと思って、スマホで週刊ヤマケイのバックナンバーを読みながら時間をつぶすことにしました。
すると、手押しカートを押しながらゆっくり歩いてくるおばあちゃんが、私一人ぼっちで座っていた、バス停のベンチに、よっこらしょ
と腰を下ろしてきました。
「バスに乗られるんですか?」と聞くと、「いやいや、疲れたから、休憩。」っ始まって、よほど話相手が欲しかったのか、いろいろなお話を聞かせてくださいました。
自分の若い時のお仕事のこと、千足の集落の昔の様子、先日連れて行ってもらった湖の話、etc。
「今度、90になるよ。」と年齢まで教えていただいた。
「わー、私の倍だ。元気ですね。」と答えると、「あんたさんはまだ若いから、これからいろいろなところに行けるねぇ。」
とおっしゃった。
ほんとにそうだ。私にはまだ健康な体がある。もっといろんな場所に行ってみよう!と心の底から思った。
バスが来るまで、ちっとも退屈せずに過ごせました。ありがとう、おばあちゃん。
バス停からはその日登った大岳山(たぶん?)が見えました。
バス、電車、またバスと乗り継いで家に帰って、東京駅で買った駅弁で夕食を済ませると、主人が、誕生日ケーキを買って帰ってきました。
シェ・シーマのケーキ。
どうやら、朝、私が出かけた後、娘が主人に買って来いと命令していたらしいです。
心に残る、素敵な誕生日になりました。ありがとう!みんなに感謝です。
さて、
詳しい行程等は
ヤマレコをご覧ください。
本日のラン:おやすみ